【スマホの知識】スマホのカメラ性能について これだけ抑えておけば間違いなし
現在のスマートフォンの機能の1つで忘れることができない存在のカメラ。
スマホにカメラレンズが搭載される事により、デジタルカメラを持ち歩かなくてもスマホで簡単に写真が撮れるという事で、【カメラで写真撮影する】のが非常に身近な事の一つになりました。
スマホのカメラレンズが進歩していけばいくほど、スマホで撮影が済んでしまう事がたくさんあるため、デジタルカメラの出番が少なくなります。
最近では、HUAWEI社があの有名なライカレンズと共同開発をする等、ますます進化をするスマホのカメラ性能はスマートフォンを選ぶ上でかなり重要な要素の一つとなっています。
カメラの性能 をスペック表で見てみると、正直カメラに興味がない限り聞き慣れない単語が並んでいたりしますよね。
こんなカメラ性能の物が欲しい、これくらいのカメラ性能の物が欲しい と言う時に、何にも知らないのと、少しでも理解できるのでは選択肢の幅が変わります。 少しでも役に立てるように、スマホのカメラ性能について、ここで紹介致します。
・有効画素数
画素数とは
画素数が高ければ高画質 とよく言われており、カメラ性能を見ると必ず出てくるのがこの画素数です。
数字は大きければ大きいほど、画像を拡大した時も鮮明に写っています。
ですので、画素数は大きければ大きいに越したことはない と覚えておきましょう。
選ぶ時の重要度
選ぶ時の重要度で考えた場合はかなり重要。 また、各メーカーもこの数字を前面に出しますので、カメラ機能を選ぶ時の第一歩がこの画素数と覚えておけばいいでしょう。
画素数が全てではない!
画素数が高ければ高画質!! と言われてた時もありますが、 それは半分ホントで半分ウソです。
一時はその様に考えられた時もありましたが、一つの画像は様々な要素が組み合わさってできあがる物です。
ハッキリいってしまうと、画素数だけが良くても高画質 という事にはなりません。
逆をいえば、画素数が低くても他の要素が良ければ高画質の写真を撮影する事は可能です。
2020年1月現在、 XIAOMIから1億800万画素カメラのスマートフォン「Mi Note 10」が発表されています・
・F値(絞り値)
F値とは
これはレンズの明るさを示す数値になります。数値が小さくなるほど明るい写真が撮影可能となり、暗い場所や夜でも少ない光量で明るい写真が撮れます。
数値の目安は?
では、どれぐらいの数値が良いのか? 現在のスマホでいいますと、F値2.0が1つの目安と考えられています。
F値2.0以下であれば、特に不満がでるレンズ性能ではないと覚えておけば大丈夫でしょう。
参考に書いておきますと、 iPhone X はF値1.8 Samsung のGalaxy S9+は2018年3月現在最高のF値1.5のレンズを搭載しています。
・HDR機能
HDRの意味は!?
スマホのカメラ撮影をする時に出てくる 『HDR』という文字、よく見るけどなんの略かまで分かっている人は意外に少ないんじゃないでしょうか? これは『(H)ハイ(D)ダイナミック(R)レンジ』の略になります。
ハイダイナミックレンジの意味は!?
簡単にいうと、撮影範囲の明るい場所と暗い場所をそれぞれ複数枚撮影して合成する機能です。
背景が暗く、被写体が明るい場合、1枚の画像で両方を明るく撮影するのが無理なので、まずは被写体を明るく撮影して、その次は背景を自動で明るく撮影して、最後に合成して背景も被写体も見やすい画像にするという事です。 これらを全部自動でやってくれる素晴らしい機能ですね。
様々な撮影シーンでバランスの取れた画像にできあがりますので、非常に便利な機能です。
・デュアルカメラ
2016年くらいから徐々に徐々にその名前を浸透させていき、今となってはスマホのカメラの半数以上に搭載されているデュアルカメラについて説明します。
デュアルカメラ という単語は、簡単にデュアル(2つの)カメラ=2つのレンズ と捉えて頂いて構いません。
普通に考えて、1つのレンズよりもレンズが倍に増えていますので、デュアルカメラの方が良いという事になります。
この場合の「良い」とは、性能が高い という意味ではなくて、撮影ができる写真の種類が多い という意味です。
実はデュアルカメラと一口で言っても様々な種類があります。
・2つのレンズを使い分けて光学ズームに対応
・2つのレンズを使い分けて画角の変更に対応
・2つのレンズで異なる情報を記録して写真の仕上がりを良くする
・空間情報を記録し、擬似的にボケ感を作成
ですので、デュアルカメラと言っても色々あると覚えておいてください。
カメラに何か要求があるのならば、デュアルカメラとはいえ、自分の求めている機能のデュアルカメラなのか確認をした方がいいです。
2020年現在、 トリプルカメラが当たり前に搭載されるようになってきました。
広角 ・超広角・望遠をそれぞれが担当しています。
しかし、4眼・5眼と マクロまで搭載されるスマホが登場してきています。
・手ぶれ補正
手ぶれ補正機能は撮影する際に非常に重宝する機能です。
スマホの手ぶれ補正には2種類あり、 電子式手ぶれ補正と、光学式手ぶれ補正があります。
ではそれぞれ何が違うのか
電子式手ぶれ補正 と 光学式手ぶれ補正 の違い
電子式手ぶれ補正は、短い露出時間に数枚の写真を撮影し、ノイズ、モーションブラー、手ぶれが最も少ない部分を合成して、1つの写真を作ります。
簡単にいうと、数枚の写真からそれぞれいいところを合成した合成写真ということですね。
次に光学式手ぶれ補正についてです。
光学式手ぶれ補正はレンズやイメージセンサーを移動させる事で手ぶれを補正する方法です。
レンズシフト式とセンサーシフト式があります。
電子式と違い、合成をしないので画質が綺麗です。
手ぶれを補正は、上記2つの内のどちらか1つ、もしくは両方搭載している端末もありますので、気になる方は端末の詳細をしっかり見る事をオススメ致します。
ちなみに、スペック表などでは、以下の様に「OIS」や「DIS」として記載される場合があります。
DIS =Draft International Standard(電子式手ブレ補正)
OIS =Optical Image Stabilizer(光学式手ブレ補正)
(OIS2.0 =3軸光学式手ブレ補正)
・レーザーオートフォーカス
レーザーで被写体との距離を計算するオートフォーカス方式で、高速でピントを合わせられるのが特徴です。
特に暗所での撮影に力を発揮し、従来のオートフォーカス方式ではLEDなどの補助光を利用してピントを合わせていましたが、レーザーオートフォーカス方式は、レーザーを被写体に照射してピントを合わせるので、補助光の様な光源を必要としなくなりました。
スマホに搭載されている場合、カメラ付近に赤外線ポートの様な黒い部分がレーザーオートフォーカスの設置場所になります。
・デュアルLEDフラッシュ
デュアルLEDとは、簡単に言いますと撮影の際に光るLEDが2つ搭載されているという事です。
搭載されている箇所は、主にリアカメラの近くにホワイトとアンバーの2色のLEDが設置されています。
周辺の明るさを自動で分析しLEDの発光度合いを調整して自然な色合いを再現するため、この2色が採用されています。
例えば、暗所でLEDフラッシュを使用して撮影すると、ホワイトLEDだけでは青白く表現されてしまいます。
それを防ぐ為に、アンバーLEDを加えて自然な色になるよう自動的にシチュエーションに応じた調整をいたします。
カメラと一言でも言っても色々な機能や仕様がありますので、自分が何を求めているのかを理解した上でスマホを選んでいきましょう。
少しでもスマホ端末選びの参考になれば幸いです。
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